Webアプリケーション診断とは?
Webアプリケーション診断は、Webサイトやシステムのセキュリティ上のリスクや脆弱性を発見し、対策するためのサービスです。セキュリティ専門家が手動で詳細な検査を行い、自動化ツールでは発見できない高度な脆弱性も検出します。
SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、認証バイパス、アクセス制御の不備など、様々な脆弱性を網羅的に検証し、リスクレベルと具体的な対策方法を提案します。
診断結果は詳細なレポートとしてまとめ、開発者が理解しやすい修正方法を提案します。セキュリティ品質向上や監査対応、事業リスク低減に活用いただけます。

診断の特徴
高度な手動検査による網羅的な脆弱性検出
自動化ツールでは発見できない高度な脆弱性も、専門家による手動検査で徹底的に発見します。最新の攻撃手法や脆弱性情報を常に追跡・研究しているセキュリティ専門家が、Webアプリケーションの認証機能、入力検証、アクセス制御など、あらゆる側面から脆弱性を検出します。
実践的なリスク評価と優先度付けされた対策提案
発見された脆弱性は、実際の攻撃シナリオに基づいてリスク評価を行います。技術的な詳細だけでなく、ビジネスへの影響度も考慮した優先度付けにより、限られたリソースで効果的にセキュリティを強化するための対策提案を行います。
開発者向けの具体的な修正ガイダンス
脆弱性の指摘だけでなく、開発者が理解しやすい具体的な修正方法を提案します。サンプルコードや設定例を含む詳細なガイダンスにより、効率的な脆弱性修正を支援します。また、再発防止のためのセキュアコーディングプラクティスについても助言を提供します。
こんな方におすすめ
個人情報やクレジットカード情報を扱うサービス
会員制のWebアプリケーションを運営している
サービスの規模が拡大し、セキュリティ強化が必要
脆弱性診断が監査やコンプライアンス上必須
セキュリティインシデントを防止したい
新規サービスリリース前の安全性確認
診断の流れ
事前ヒアリング
Webアプリケーションの概要と診断範囲を確認します。
所要期間:約1週間
- ―システム構成の把握
- ―診断範囲の決定
- ―テスト環境の確認
- ―テストアカウントの準備
診断実施
手動検査と自動ツールを組み合わせて
網羅的な脆弱性診断を実施します。
所要期間:2〜4週間(規模による)
- ―認証・認可機能の検証
- ―入力値検証の脆弱性テスト
- ―セッション管理の確認
- ―API・通信セキュリティ評価
レポート作成
診断結果と具体的な対策方法をまとめます。
所要期間:約1週間
- ―脆弱性の詳細な説明
- ―リスクレベルの評価
- ―具体的な修正方法の提示
- ―再発防止策の提案
報告会
診断結果を説明し、質問にお答えします。
所要期間:約半日
- ―脆弱性内容の説明
- ―対策優先度の提案
- ―質疑応答
- ―今後のセキュリティ体制の相談
診断項目
認証・認可に関する脆弱性
アカウントの乗っ取りやアクセス制御の不備に繋がる脆弱性を検証します。パスワード強度、多要素認証の実装、セッショントークンの管理、権限昇格の可能性などを徹底的に調査し、認証システムのセキュリティレベルを評価します。
入力値の処理と検証
SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、OSコマンドインジェクションなど、入力値の不適切な処理に起因する脆弱性を検出します。入力検証の実装状況や、サニタイズ処理の有効性を確認し、潜在的な攻撃経路を特定します。
情報漏洩とデータ保護
機密情報の漏洩リスクを評価します。暗号化の実装状況、TLS設定の適切性、不要な情報の露出、バックエンドAPIのセキュリティなどを検証し、データ保護に関する包括的な評価を行います。
セッション管理とCookie設定
セッションハイジャックやフィクセーションなどの攻撃に対する耐性を検証します。
セッションの有効期限、Cookie属性の設定、CSRF対策の実装状況などを確認し、
ユーザーセッションの安全性を評価します。